応用行動分析学 その1 ストラテジーシート

  応用行動分析学というと何だろうと思われるかもしれませんが・・・

ABC分析とは?
応用行動分析学における「行動を理解する」ための枠組みである。子どもの行動は、子どもの置かれている環境との相互作用により生じる。子どもの行動を変容させるためには、行動の前後に起こっている出来事を知り、それらをコントロールするという「個人」と「環境」に対する双方的なアプローチが必要となる。
「支○を○な○」平成19年4月の冊子 (P.27)

とあるように、特別支援教育では当たり前のように受け入れられている考え方です。子どもの内面の心の動きではなく、子どもの行動にアプローチしようというスッキリした理論と方法は、効果が目に見える形で実感できることから多くの人に支持されています。通常学級では、子どもの内面を重視し、脳内の情報処理を仮定した方法論からアプローチすることが多いのですが、特別支援を行う場合には、やはり必要になってくる考え方だと思われます。
  そこで、校内で実践している支援方法について、時々?研修として?用語確認をしていきたいと思います。「何やってるのかと思ったら、そういうことだったのか」というような場になれば幸いです。

●ストラテジーシート
  まず、「支○を○な○」(P.28)をご覧ください。気になる行動の「A事前」「B行動」「C事後」の記入用シートのことです。特別支援関係書類入れの中に入っています。子どもの行動を振り返る視点が図解されているので、記入しながら行動分析ができるという便利なシートです。応用行動分析といえばABC分析というふうに、書籍もたくさんありますね。いつかこのシートを使って話し合いができるといいなあと思っています。