ノート指導について

                             
  最近のワークブックは、とても親切にできています。記号選択、空欄の穴埋め、単語の長さにぴったりの記述枠など、カラフルでコンパクトです。例えば理科の場合、実験の方法はここへ穴埋め、結果はこの写真の説明として単語3つ位で・・・。ほとんどの場合、何が結果で何が考察なのかを考える必要さえないように丁寧に作成されています。
  本来ならば、記録をどのように書くのかを見ればその児童の科学的思考のレベルがわかるものです。実験の目的、制御条件等が把握できていないと、記録することはできないものです。単なる「知識の陳述」(ブルーアー)になっているのか、自分で考えたことを検証しようとしているのか・・・白紙のノート(罫線ありも可)にタップリ書いて表現する時間も必要ではないでしょうか。ついつい児童のためにと作成してしまうワークシートは、思考(感想ではなく、科学的発想・思考のこと)を表現するには狭すぎることが多く、整理にも手間がかかり、罫線がないため字が乱れてしまいがちです。
  そこで、科学的思考力を高めるためのノート指導ができないだろうか?・・・と第2グループの研修メンバーで時々話し合ってきました。2学期に、下のような定型文を考え、発表とノートに活用できないかと思案中です。いっしょにやってみたい方はいらっしゃいませんか?興味のある方募集中です!(提示用カード貸し出し可)