統計用語について

●平均値の比較
 集団の代表値として平均値がふさわしいものであったら、比べてみようと思います。でも、分布に大きな偏りがあった場合は、(研修部としては?)あまり意味がないと考えています。例えば、平均値をイメージして学習方法を考えても、その方法にぴったりの児童はほとんどいないかもしれないからです。学力テスト分析の場合も、まずグラフの形状から集団の特徴をつかみ、ばらつきを調べるようにしました。
  
●平均値と中央値
 かけ離れた値があると、平均値はそれに引っ張られます。平均値と中央値のどちらを使った方が良いのかも検討しなくてはなりません。

●主成分分析
   

    多数の測定データの背後にある現象の構造を明らかにするための「記述モデル」である。
    ・・・主成分分析は多数の変量の間の相関関係に着目して、これらの変量に共通する要素を抽出するための分析モデルである。

         ・・・   f=w1x1+w2x2+w3x3+w4x4  ・・・
               
     経営のための多変量解析法  本多正久/島田一明共著 産能大学出版

 統計についての本はたくさんありますし、手法もいろいろです。この本はとっても薄くて読みやすいのですが、同じような感想をもたれるかどうか・・・? 配布済み資料の一部には、この手法を使いました。